「ただひたすら、リアルに描く 上田薫 展」

概要

『上田薫(1928~)は、写真を使って対象を精巧に描き出す画家です。殻からつるりと落ちてくる、なま玉子、スプーンですくい上げられたアイスクリーム、泡、水の流れなど、流動する世界の“一瞬”を切り取ったかのような作風で知られています。東京藝術大学で油画を学び、卒業はグラフィック・デザイナーとして活躍しました。しかし、1970年頃から再び絵筆をとり、対象を克明に描き出す絵画作品を発表して、高い評価を受けます。 鮮やかな色彩と精緻な描写によって、動きの中の“一瞬”を捉えた緊張感あふれる作品は、さまざまな写実表現が注目を集めた2000年代以降の美術の動向の中でも、不動の位置を占めています。 本展では、この上田薫の半世紀に及ぶ歩みを、初期から現在までの約70点の代表作と、版画・水彩等の約10点、計80余点によってたどるものです。

メディア

2D: 絵画2D: ドローイング2D: 版画

スケジュール

2020-09-12 - 2020-11-03

入場料

一般 1000円、大学生・高校生・65歳以上 800円、中学生以下・障害者手帳提示とその介護者1名 無料

会場

横須賀美術館

地図

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「第3期所蔵品展 特別展示: 浦賀奉行所開設300周年記念 長島雪操展」

概要

第3期所蔵品展を開催します。展示室4では、浦賀奉行所開設300周年を記念した特別展示として、幕末から明治にかけ、文人画家として活動した長島雪操(ながしま・せっそう 1818-1896)の作品を紹介します。 雪操は、浦賀に近い八幡久里浜村の有力な農家に生まれました。若くして、当時浦賀の文化人の間で流行していた俳句に親しみ、またやまと絵(土佐派)の画を学びました。1847(弘化4)年、雪操30歳のときに浦賀奉行として赴任した浅野長祚(あさの・ながよし/梅堂)と交流するなかで、多くの優れた中国絵画を目にしたことが、文人画(南画)の道に進むきっかけとなったといわれています。 現在遺されている雪操の作品は、晩年のものがほとんどです。名主として活躍しながら、和漢のさまざまな文化を吸収し、自分のものとしていた雪操の筆さばきは、闊達で生き生きとし、自然への愛情に満ちています。近世の浦賀文化に培われたこの画家の作品・関連資料およそ50点を通じて、浦賀奉行所開設以来300年の歴史の豊かさを顧みる特別展示です。

メディア

2D: 絵画2D: 日本画3D: 彫刻・立体

スケジュール

2020-09-19 - 2020-12-13

入場料

一般 380円、高校生・大学生・65歳以上 280円、中学生以下 無料

会場

横須賀美術館

地図

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「谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展 『ふくらむイメージ、あふれるユーモア』」

概要

1956(昭和31)年の『週刊新潮』創刊より1981(昭和56)年にこの世を去るまで、谷内六郎が描いた表紙絵の数は1,336点にのぼります。当館では、毎回テーマを設けて、年4回の展示替えを行いながら、谷内六郎の表紙絵の世界をご紹介しています。 令和2年度第3期は、「ふくらむイメージ、あふれるユーモア」をテーマに、谷内六郎がひとつの事象から複数のイメージをふくらませていったことに注目してみます。例えば、枯葉ひとつにしても、ある時は忍者、ある時はバレリーナ、そしてまたある時は古い記憶へと姿を変えて描いています。高度経済成長期、道路や歩道に加えて、子どもの遊び場もどんどんコンクリートで舗装されていくなか、風に舞う街路樹の落葉は、谷内六郎の想像力を大いに刺激するモチーフのひとつだったのかもしれません。 谷内六郎は、目まぐるしい速さで変容していく日本社会のすがたを観察するいっぽうで、郊外に残る昭和の情景も思い出とともに描きました。谷内が見ていた景色を、みなさんも想像力を働かせながらお楽しみください。

メディア

2D: 絵画

スケジュール

2020-09-19 - 2020-12-13

入場料

一般 380円、高校生・大学生・65歳以上 280円、中学生以下 無料

会場

横須賀美術館

地図

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